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2023年3月10日~17日に起きたSVB破綻、クレディ経営不振における一連の金融不安の値動き

2023/3/10(金)から2週連続で起こった銀行の破綻と経営不振から来る金融不安。それによるリスクオフの動きによるゴールドの上げ。

3/10(金)に破綻したSVB。シリコンバレーの銀行で預金残高は多くはなかったものの、破綻の一因が2022年の急激な金利上昇によるものであること、FRBがこの破綻を阻止できなかったことから「他の銀行もヤバいのでは?」という見方が強くなり、一気に市場はリスクオフ。ゴールドは急騰した。

しかしリーマンショックの教訓が生かされており、土日にすぐさま預金はアメリカ政府が保証すると発表することで市場の落ち着かせた。その矢先、今度はグローバル銀行であるクレディスイスの経営不振の一報が流れた。立て続けに起こる銀行の不穏なニュースさらなるドミノ破綻を想像して市場はさらにリスクオフ。押し目のないトレンド相場が続いた。

金曜日も金融不安は収まらず。リスクオフの動きから急騰を続けたまま土日に突入。
土日に入るとスイス政府がクレディスイスの受け入れ先(買収)を検討していることが判明。金融市場の混乱を避けるために月曜の市場明けまでに決着をつけようとしている本気度がわかった。日曜の深夜、月曜のアジア市場が開く数時間前に決着がついた。

これで3/20(月)は落ち着くかに見えたが、クレディスイスのAT1債が無価値と報道されてさらにゴールドが急騰。押し目はあったものの2週間で2000pipsの上げという異常相場となった。

その後はリスクオンの反動。AT1債が無価値と報道されたものの、クレディ・スイスは買収先が決まっていたので翌日3/21(火)にリスクオン。SVBは3/27(月)に買収先が決まりリスクオンとなった。

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